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【再開】新型コロナウイルス(COVID-19)がサッカーに与える影響

【再開】新型コロナウイルス(COVID-19)がサッカーに与える影響
TAK
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新型コロナウイルスによるサッカーへの影響を発信します

新型コロナウイルス(COVID-19)の世界的な流行により、一時的にプロスポーツは世界から消えてしまいました。。。

私もアマチュアでサッカーをしていますが、これだけ長くプレーをしなかったのは(怪我や受験などを除けば)初めてかもしれません。

いま、日本も含めて世界中で、新型コロナウイルスによる悲壮感が漂っています。

街ゆく人を見ていると笑顔が少なくなっている気がしませんか!?(マスクのせいもあるかも・・)

スポーツは喜怒哀楽の塊といって良い存在です。

特に、プロスポーツは競技の好き嫌いこそ違えど、皆さんの中に1つは根付いているのではないでしょうか!?

そこで、サッカーがどのような経緯をたどって中断(中止)となり、再開するためのリスクと対策、今後の展望など、書いていこうと考えています。

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競技:サッカー

サッカーは世界最大のスポーツといっても過言ではありません。

国際サッカー連盟(FIFA)に加盟している国は200以上、国連に加盟している国(193ヵ国)より多いので納得ですね。

その中心地は欧州ですが、南米、北中米、アジア、アフリカ、オセアニアと、どの地域でも人気があり、プロリーグが世界に80以上あるのが特徴的です。

裏をかえせば、どの地域でも感染は簡単に広がっていくリスクが存在するとも言えます。

選手やチームスタッフはもちろんのこと、

「国際的な移籍活動が他のプロスポーツよりも盛んである」
「2年後にはW杯も控えている」
「スタジアムには数万人が押し寄せる」
「テニスやゴルフとは異なり声を張り上げる応援スタイル」

などから、感染対策はより徹底したものでなくてはならないと感じています。

欧州

現代サッカーの中心地、ヨーロッパ。

特にスペイン(リーガエスパニョーラ)、イングランド(プレミアリーグ)、ドイツ(ブンデスリーガ)、イタリア(セリエA)には世界中から優秀な選手が集まり、ヨーロッパでは古くから「4大リーグ」と呼ばれています。

では、4大リーグの中で最も早く再開したドイツを例にみていきましょう。

中断までの経緯

ドイツ国内で新型コロナウイルスが流行し始めたのは2月下旬。3月上旬には感染者が1000人を超えていましたが、日常生活はいつも通りで、ブンデスリーガも通常開催でした。

しかし、3月9日に初めてブンデスリーガ所属の選手で陽性が判明。その後、あちこちのクラブの選手やスタッフから次々と陽性者が出て、3月13日から全日程を延期すると発表しています。

そんななか、ドイツ政府は3月22日に正式なロックダウン措置を実施しました。

ロックダウン期間が6週間を迎えた5月6日、ドイツ政府は「感染者数や死者数はピークアウトした」としてロックダウンを段階的に緩和すると発表

すかさずドイツサッカーリーグ機構(DFL)が5月7日に再開を決定。再開日程は5月16日からとしました。

この時点でドイツ国内感染者数はおよそ16万5000人、死者数はおよそ7000人でした(ドイツ人口はおよそ8300万人)。同じ時期、日本国内の感染者数はおよそ1万5000人、死者数はおよそ500人です(日本人口はおよそ1億2600万人)。

感染者数は検査体制の違いが大きく左右するので比較には意味がないですが、人口補正した死者数は日本のおよそ20倍でした。

(日本人の感覚ではこの時点で再開時期を決定できる組織はないでしょう・・・)

ただ、最近やっと日本でも訊くようになった実効再生産数をドイツはいち早く取り入れていたと考えることもできます。

<実効再生産数>
1人の感染者が新たな感染者を生み出す平均値(詳しくは、さまざまな要素を係数として盛り込むため・・割愛)
・1以上・・・感染拡大傾向
・1・・・・・感染横ばい
・1未満・・・感染収束傾向

なぜなら、ドイツ国内での感染者のピークは4月中旬で、5月初旬には実効再生産数が1を下回ったという試算があるからです。

(ただ、死者数などは遅れて伸びていくことが多いので、この判断に賛否両論あったことには違いはないですね)

再開に向けて

さて、ブンデスリーガ再開に話を戻しましょう。

このコロナ渦のなか、何の対策もなく再開といっても国内や世界は納得してくれませんよね。

昔からドイツは「倹約家」「ルールを守る」「真面目」などど言われています。(世代で違うかもしれませんが・・)

<ブンデスリーガ再開に関する主な規約>
・無観客(両チームの選手および全スタッフを含めた人数は300人まで)
・スタジアム内を区分けし動線を確保。時間帯によって通行禁止にする、など
・選手とチームスタッフは指定されたホテルに1週間前から完全隔離。毎試合の前日に全員のPCR検査。
・スタメンとサブは食事・ウォーミングアップ・更衣室など別々に、ピッチ内以外はマスク着用義務。
・両チームの同時入場・写真撮影・円陣・握手などは禁止。
・陽性者が出た場合、直ちに隔離。チーム全体も2週間活動禁止(練習も含む)。

これ以外にもたくさんあるのですが、書き切れないので・・割愛。

要は予防に対してできることは全部やるといった感じですね。

これだけ徹底しても現在、選手から陽性者が出続けており、たびたび直前で該当する公式戦の延期が発表されています。

その他、スペイン(6月20日が有力だが正式発表なし)、イングランド(未定)、イタリア(6月15日以降)など、国によってバラバラですね。(*再開日時は記事投稿時点)(その後、上記国のリーグは全て無観客で再開)

サッカーに馴染みのない人は「なぜ、ここまでしても(無理矢理)再開させようとするのであろうか!?」と考えているでしょう。

表向きは「サッカーを通して世の中に良いニュースを届けたい」ですが、本音は「再開しないと多額の損失が生じてクラブが破産する」です。

(日本もまだ予断を許さないなか、経済活動を再開させたのと同じですね)

実際に、先頭を切って再開に踏み切ったDFLの最高経営責任者(CEO)は「このまま打ち切りになれば36クラブ(1部と2部)中、20クラブは存続できないだろう」と発言しています。

残りのシーズン(3分の1くらい)でテレビ放映権料、スポンサー収入、チケット収入などを合わせるとおよそ875億円!

特に、テレビ放映権料は4大リーグの全てで最も大きな収入源の1つとなっているのです。

無観客であろうが試合さえ再開できれば、テレビ放映権料やスポンサー収入の一部だけでも確保できるということでしょう。

たいして、フランスやオランダ、ベルギーなどは既に今季の打ち切りを宣言しています。

また、4大リーグ所属の選手のなかには健康不安などの理由から、チーム合流を拒否している方もいます。

選手も大変ですが、サポーターを含めたファンによって成り立っているプロスポーツは非常にシビアだと感じている所存です。

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日本

さて、日本のプロサッカーリーグ(Jリーグ)はどうでしょう。

現在の再開日程は、J1が7月4日・J2およびJ3が6月27日となっています。

まぁ、再開といっても日本は春秋制、欧州は秋春制なので条件が違いますが、プロスポーツは人気商売なのであまり長いブランクは選手にとってもその競技にとっても良いことはありません。

中断までの経緯

日本の新型コロナウイルスが流行し始めたのはドイツと同じ2月下旬。感染者が1000人を超えたのはドイツより遅く3月下旬でした。

なので、Jリーグはもともと2月21日開幕(J2・J3は2月23日)であったため、その時点では通常開催をしました。

しかし、その後の25日に政府の「この1~2週間が感染拡大を抑えることができるかの瀬戸際」と見解が出たため、即座に全日程の延期を発表しました。

延期までの経緯で大きく異なったのは「危機感」の差であったように感じています。

ドイツは感染者が1000人を超えても通常開催していたのに対し、日本は感染者がおよそ100人程度(2月下旬)で延期

にしています。

その後にお互いの国で感染のピークを迎えるわけですが、ドイツの方が早くロックダウンをしていますね。

結果論かもしれませんが、日本政府も緊急事態宣言が遅いと当時かなり揶揄されてましたけど、ドイツはもっと遅かった感がありますね。(感染者数や死者数の違いに表れています)

また、Jリーグ側の英断とも取れるでしょう。

再開に向けて

さて、Jリーグ再開に話を戻しましょう。

4月7日に緊急事態宣言から5月25日の全面解除までおよそ6週間(ドイツも期間は同じくらい)経過しています。

解除から公式戦再開までの早さにも違いが出ていますね(ドイツは10日後、日本は4~5週間後)

<Jリーグ再開に関する主な規約>
・当面は無観客
・選手の体調管理は毎日実施
・情報開示(ただし、陽性者の個人名は公表しない)

これくらいで開催に向けた具体的な規約(特に選手やチームスタッフを感染から守る部分)はできていません。(*規約は記事投稿時点)

全体練習を再開した直後にJリーグの選手から複数名の陽性者が出ているため、対応に迷いが生じているのかもしれません。

ここで日本の検査事情を少しお話。。。

日本のPCR検査は海外諸国と比べ「量」がこなせる状況にありません。

そこで、

抗体検査を全員(関係者も含む)に実施して陽性になった人のみPCR検査へ回す、あぶり出し法

をお勧めしたいです。

PCR検査なら確実と思っている方が多いと思いますが、そんなことはありません。また、抗体検査も今後、国内製品が続々と発売される見込みなので、現在懸念されている感度などの問題も今よりは良くなります。

ただ、再開まで最速でおよそ2週間なので、選手ファーストを前提に規約の制定は急いだ方が良いでしょう。

Jリーグのテレビ放映権料(年間およそ50億)は欧州と比べ見劣りしますが、特に下位クラブやJ2・J3のクラブは数億円の損失でも潰れかねません。

クラブとしては1日でも早い再開を望んでいたはずです。

今後の展望

この新型コロナウイルスでサッカーの本質が変わるとは思えません。

接触プレーや流血など(レフリーへの抗議も(笑))、感染リスクは存在するでしょう。ドイツでも日本でも、陽性者が市民だけでなく選手にも出ていますが、上手く対処をしながら活動していくしかなさそうです。

それよりも難しいのは観客

日本のスタジアムはある程度整備されていますが、世界には8~10万人がぎゅうぎゅう詰めで騒いでいるところも数多く存在しています。

おそらく最初は前後左右の間隔を空けて、疎らな状態でスタートするでしょう。難しいのは戻していく段階。再度、コロナ渦を発生させてしまえば逆効果になります。

個人的には、治療薬もしくはワクチンが完成するまで今まで通りにできるとは思えません

サポーターやファンの方々はスタジアムでの応援(パブリックビューイングもダメ)を望むでしょうけど、しばらくは自宅のテレビなどで応援して、またサッカーが止まってしまわないように協力していきましょう。